
農学実践型教育プログラムとは?

4つの専門領域横断型のチーム編成
福島大学食農学類の専門領域4コース横断でプログラムメンバーを編成し、地域の食と農に関する課題に取り組み実践力を養成するプログラムです。

福島県全域がフィールド
本プログラムでは、福島県内9つの自治体(会津:猪苗代町・南会津町・金山町、中通り:福島市・伊達市・郡山市・西郷村、浜通り:南相馬市・飯舘村)をフィールドとして、「学生」と「教員」が地域の皆さまと一緒に取り組みます。

食農学類ならではのカリキュラム
本プログラムは必修の授業として1年と半年の間(2年次後期と3年次通年)取り組みます。このようなカリキュラムは他の農学系の大学では見られない試みです。このような取り組みは地域の皆さま、関係機関の皆さまのご協力がなくては成り立ちません。

学際的なアプローチで課題解決を目指す

農学系実践型教育プログラムでは、実践性・貢献性を重んじるとともに、学際的な交流を大切にするプログラムです。
学際的な交流とは、ひとつの領域だけではなく、いいものを生産する農業生産学、その機能性を確認する食品科学、それを全体として経営に落とし込む、あるいは流通方法を検討する農業経営学、そしてそういう全体がまわる基礎を確立する生産環境学。この4つの専門領域のコースがスクラムを組み、地域全体で価値の連鎖を高めていき、その中で新しいもの(価値)を生み出していきたいと考えています。

食農学類・実践科目のカリキュラム
農場基礎実習Ⅰ.Ⅱ(1年次前期・後期)
学内および周辺に設けた農場で、米・果樹・野菜などの栽培実習や収穫・保蔵などの実習を実施します。
食農情報処理演習(2年次前期)
1年次の農場基礎実習の成果を踏まえ、農産物加工・生産環境整備・農業経営に関する基礎的な情報処理・データ活用演習を実施します。
食農実践演習Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ(2年次後期 +3年次通年)
(2年次の後期開始時に専門コースが決定します)
この演習が農学実践型教育プラグラムに当たります。必修の授業として1年と半年の間(2年次後期と3年次通年)取り組みます。
4コース横断でチームを編成し、地域課題解決型プロジェクトに取り組み、実践力を養成します。
卒業研究演習(4年次通年)
(3年次の後期開始時に所属研究室が決定します)
各研究室で関連領域の研究を行い、より高度な専門知識と技術力を習得します。

最新の活動記録
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4.南相馬市
南相馬市・天のつぶの栽培に関するヒアリングを実施
2022年5月12日(金)、栽培経営班はJAふくしま未来 そうま地区本部を訪問し、天のつぶの栽培に関するヒアリングを実施しました。 -
2.伊達市
伊達市・泉原養蚕用具整理室を視察
伊達市霊山町にある「泉原養蚕用具整理室」の視察を行いました。養蚕用具整理室は市民から寄贈された3000点以上の養蚕用具を収蔵し、整理・保存作業を行っています。 -
1.福島市
福島市・「ももがある」斎藤さんを招いて新商品開発についての講義を実施
昨年に引き続き株式会社ももがある斎藤さんをゲスト講師としてお招きし、規格外の完熟桃を使用して開発した「ももふる」の商品開発についてのお話を聞かせていただきました。 -
9.全体
2021年度・農学実践型教育プログラム全体報告会を開催しました
地域の食と農の課題解決に向けた1年半に及ぶ農学実践型教育プログラムの活動の内容・成果を全体として確認し、残された課題と今後の進め方を整理する機会として全体報告会を開催しました。 -
5.郡山市
郡山市/猪苗代町:郡山市で成果報告会を実施しました。
2022年1月21日(金)、郡山市で郡山市フィールドと猪苗代町フィールドの成果報告会を実施しました。 -
8.南会津町
南会津町・成果報告会(田島高等学校×食農学類)
「田島高等学校・食農学類 活動報告会ー食と農から南会津町を盛り上げる提案ー」を田島高等学校で開催しました。